第6回研究助成 助成金贈呈式を開催しました

2026年3月17日(火)13時より、名古屋マリオットアソシアホテル51階にて、公益財団法人 萩原学術振興財団 第6回研究助成 助成金贈呈式を開催しました。
式典には、助成対象者やご来賓、財団関係者が出席し、第6回研究助成の贈呈状授与および研究テーマ発表に加え、第4回研究助成の研究成果発表が行われました。
会場は、開会前から参加者同士の名刺交換が行われるなど、非常に活気ある雰囲気に包まれていました。


初めに、当財団代表理事の萩原義昭が主催者を代表して挨拶いたしました。
第6回は全国から132件もの申請があり、昨年度を大幅に上回る約12倍という厳しい選考を経て11名の研究者が採択されたことを報告。
代表理事自身も技術者出身であり、「産みの苦しみ」や「行き詰まった時の支援の有り難さ」を経験したことから、研究者に寄り添う支援の大切さを語りました。
また、異なる分野の研究者が集うこの場が、新たな「横のつながり」を生む契機となることへの期待を述べました。

続いて、ご来賓の萩原電気ホールディングス株式会社 代表取締役社長執行役員の木村守孝様よりご挨拶をいただきました。
民間非営利団体による助成は、公的なものとは異なり、不確実性や多様性の高い「挑戦的な研究」を支援できる点に大きな意義があり、それが革新的な科学技術の原動力になるとの力強いお言葉をいただきました。

第6回研究助成の対象者に、代表理事の萩原義昭より贈呈状が授与されました。
続いて、選考委員長を務める愛知県立大学 村上和人教授より選考総評が述べられました。

3名の選考委員が全132件の書類を精査し、「独創性」「波及効果」「経費の妥当性」の3点を重視して厳正に審査したことが説明され、素晴らしい内容が多く選考は非常に困難を極めたと言及されました。

続いて、2年前に助成を受けた方々による研究成果発表が行われました。
【発表者】
発表では、当初の研究計画からさらに実用化に向けて発展している様子が報告されました。

「業績がゼロだった時期に可能性を見出していただいたおかげで、メディア露出や国際連携、国からの注目に繋がった」といった、助成が「信頼の連鎖」を生んだという感謝の声や、若手人材の育成にも役立っているという報告が印象的でした。

次に、今回新たに採択された方々が、今後の研究に向けた抱負を語りました。
【発表者】
紛争地での人道支援への貢献、AIを活用した農業や水資源の管理、音による材料破壊の推定など、多岐にわたる挑戦的なテーマが示されました。
発表者からは「農学分野にも門戸を開いてくれて感謝している」「学生と一緒に汗をかき、やりたかった未踏の課題にチャレンジできる」といった、未来への意気込みが語られました。


式典後は、51階からの絶景を望む会場で懇親会が開催されました。
当財団評議員の岡田順一による乾杯の発声で始まり、専門分野の垣根を超えた活発な交流が行われました。

途中、サプライズスピーチとして名古屋大学の岩田直也准教授が登壇し、「受賞者の皆さんの表情が輝いており、この式典が研究のモチベーションを保つ源になっている」と温かい言葉を寄せられました。

また、萩原電気ホールディングス株式会社 取締役常務執行役員の小山琢磨様は、4月からスタートする新社名「MIRAINI」に触れ、財団の未来志向の活動との親和性を強調しました。

中締めでは、当財団理事の輿水大和が挨拶に立ち、「これほどバリエーション豊かな分野を包括する財団は稀有であり、この活動の根底にあるのは“愛”である」と、魂を込めて選考に当たった想いを語りました。

会場全体が感謝と敬意に包まれ、笑顔が絶えない中で閉会となりました。

取材・制作協力 株式会社VECTOR DeSIGN