財団概要ご挨拶

ご挨拶

活力ある社会の実現につながると信じ、活動を続けてまいります

代表理事萩原義昭

萩原学術振興財団は、2019年7月に、萩原電気ホールディングス株式会社の名誉会長である萩原義昭が私財を投入することにより設立されました。

「公益に供する」とは何か。その理念や手法は多様です。私たちが考える「公益に供する」道。それは、社会に役立つ科学、技術力を創造し、人々の暮らしや命、地球を守る人材を育て、研究を結実させることです。

2015年9月の国連サミットで採択されたSDGs(Sustainable Development Goals 持続可能な開発目標)には17の目標が設定されています。
「産業と技術革新の基盤を作る」「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」「気候変動の影響に立ち向かう」「海洋と海洋資源を持続可能な開発に向けて保全する」「陸上生態系の保護、回復や、森林の管理、砂漠化の防止」などが含まれています。
これらは、まさに科学者、技術者が、知識と信念と使命感をもって取り組むテーマです。

もちろんSDGs以外にも、科学技術の世界でチャレンジすべき分野は無数にあります。それぞれの分野で流した汗は、いつの日か必ず、人類に貢献するでしょう。私たちはそう願い、信じています。

活力ある社会の実現に資するために、有能な人材を、研究を、しっかりサポートする。萩原電気の創業者、萩原忠臣の理念は「創造と挑戦」です。あらゆる分野で、創造性豊かな研究に没頭し、それがどれほどの高みにあっても果敢に挑戦し続ける。そんな研究者を、私たちは支援します。具体的には、研究助成を中心に、研究奨励、支援活動を展開してまいります。

私自身も科学技術者であり、科学技術の先端で汗をかくことの厳しさも、その先にある喜びも経験しています。同時に、研究費に困った時、研究に行き詰まりかけた時、必ず支えてくださった先人がいたことを、忘れることはありません。

これからの科学技術の世界を支えていく研究者、技術者を支援することで、これまでの恩返しをしたい。私はずっと、この想いを抱いておりました。

科学技術の研究活動は、かならずや、活力ある社会の実現につながると信じ、私たちはこれから活動を続けてまいります。財団の理念に共鳴していただき、ぜひともご理解とご支援を賜りますよう、お願い申しあげます。

萩原義昭
(公益財団法人 萩原学術振興財団 代表理事)
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